2007.12.6
「本屋の教室 音楽の時間」第七回
直枝政広『宇宙の柳、たましいの下着』発売記念
「音楽を読む、文字を聴く」直枝政広・樋口泰人トークショー
青山ブックセンター本店内・A空間


出演
直枝政広(カーネーション)
樋口泰人(boid)


まるでセミナー会場のようだ

という訳で、直枝本発売記念イベント第3弾、行ってきました!
私がこのイベントの事を知ったのは、マイミクさんの日記ででした。
しかもイベントのチケット予約開始日前日ですよ…
ちなみにカネ公式でこのイベントの情報が出たのは
チケット予約開始後でした。
つーか情報出すの遅いよ!!!!!
まあ私は自分がイベントに行ければそれで良いけどな。
まあそんな感じで諸々の用事を片付け
青山というか表参道に直行しました。

私が会場に到着したのが多分会場15分前くらいだと思ったんですが
もう既に5、6人並んでおりました。
そのまま私も最後尾へ。
どうでもいいけど私の並んだ所がオタク系のジャンルの本棚で
待ってる間ずっと立ち読みしていたのはヒミツです(笑)
いやぁ立ち読みできる本屋っていいですね!
そんなこんなで読んでるうちに入場時間になり
中に入ったんですが、運良く最前列の端っこの席が1つ空いていて
そこに座れました。ラッキー!
こういう時ひとりっていいなぁと思います。
そして入り口近くで直枝本を販売していたので
トークの後のサイン会のために1冊買った…んですが
なんかここで整理券を配布する訳ではなく
この会場の中にいればここで買った本じゃなくてもサインがもらえたらしい。
そうと分かっていればうちから直枝本持ってきたのに〜!
なんかちょっと損した気分になりました(笑)
まあそんな感じでトイレに行ったり
会場内の写真を撮ったりして始まるまでの時間を潰しました。

開演時間5分ほど過ぎてアナウンスが入り
直枝氏と樋口さんが登場。
今回は「音楽を読む、文字を聴く」というお題で

『宇宙の柳、たましいの下着』の中でセレクションされた
100冊の音楽の本を巡って「音楽を読む」ことの秘密を語る

という内容でした。
…おお、そうだったのか〜
ていうかイベントの趣旨をよく理解しないまま
イベントに参加していますが何か。
そういう訳で100冊の中から更に12冊をセレクトして紹介。
ちなみにこの12冊を選んだ理由は…「ない」との事(笑)

『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』
ジェフ・エメリック 、ハワード・マッセイ著(白夜書房)

最初に紹介したのはビートルズの本。
音楽本を読むのだったら
最初にビートルズとボブ・ディランを選ぶべきだと力説する直枝氏。
この本はビートルズの伝記であると共にジェフの伝記でもある事で
面白いのはジェフがどんどんメンバーの事を嫌いになっていく所で
レコーディングなんかで一緒に仕事をしていても
一緒にご飯を食べる事はなかったらしいと。
そしてレコーディング中何を食べているかが書かれていて
ジャムトーストとコーヒーが欲しくなる、と
まあそんな感じの事を喋っておりました。

『踊る目玉に見る目玉 アンクル・ウィリーのザ・レジデンツ・ガイド』
アンクル・ウィリー著(文遊社)

これは「目玉をかぶって演奏するバンド」との事。
なんじゃそりゃ!!!???と思ったんですが
本を見て納得(笑)
直枝氏が「ビジュアルとセットになっていて見て楽しい本」と。
そしてこの人たちのルーツが分からない、突拍子な感じがいいとの事。
ちなみにこの人(?)たちは一度来日した事があって
樋口さんはそれを見に行ったそうです。
樋口さん曰く「明るい暗黒舞踏」だったそうで(笑)
ていうか想像がつかないです…
そしてこの前直枝氏とトークした湯浅氏は
レジデンツからお祝いのカードが届く仲だそうです…
一体どういう関係なんだろう!?

『ボブ・ディラン自伝』
ボブ・ディラン著(ソフトバンクパブリッシング)

これは基本でしょう!という直枝氏。
細かい所まで語ってるけど
鈴木博文ばりにウソツキなひどいヤツだそうです(笑)
この発言を聞いた樋口さんが
「直枝さんにもそういう所ないですか?」と質問しましたが
直枝氏きっぱりと「ない!」と断言。
「誠実に生きてる。万引きした事ない」
と聴いてもいない事までいう始末ですw
ある意味すごいわ…
そして更に樋口さんが
「音に誠実だから人に対して色々してきたんじゃないか?」
と問うたんですが
「そんな事ない(笑)」と直枝氏。
最終的に「音楽は、俺は絶対に裏切らない」という結論で終了したんですが
いやぁもうおかしかったです。

『グリンプス』
ルイス・シャイナー著(東京創元社)

この本はなんと絶版になっているそうで
樋口さんが「もったいない」を連発しておりました。
どんな内容の本かというと
音楽好きの人の妄想を描いた小説だそうです。
固有名詞がいっぱい出てきて音楽好きにはたまらない本、と紹介。
で、樋口さんが「(直枝氏は)ifの発想はあるのか?」と
直枝氏に質問したんですが
直枝氏はここでも「ない」と断言。
ただ音楽ではできないけど違う形でだったら何とかできる、との事。
で、直枝本ができた訳ですね?

『天使はブルースを歌う 横浜アウトサイド・ストーリー』
山崎洋子著

これはゴールデンカップスのドキュメンタリーと
並行して読める本、という紹介でした。
2年前にめちゃくちゃはまったとも言っておられました。
人間模様は面白いけど、お友達にはなりたくないとの事。
出てくるのが金持ちの息子、ボンボンだらけだそうだ。
そりゃあイヤだろうなぁ…

『川島雄三、サヨナラだけが人生だ』
藤本 義一著

直枝氏の想像力の源になっている本という事です。
で、直枝本のグラビアのところにある横断歩道の写真、これが全ての源で
ここからいろんなものが繋がる
音楽作る時はこの横断歩道が出発点、だと仰ってました。
しかしその源である横断歩道は
実は干物センターの前(笑)
カネ好きな人が知ったら夢が壊れる、と語っておりました。

『突然訪れた天使の日 リチャード・ブローティガン詩集』
リチャード・ブローティガン著

「どんなスランプの時も楽になる、気持ちがスッとする本」
そして「余白で感じる本」だそうで。
ちなみにこの作者の朗読CDを会場内で流してくれましたが
英語だったので何を言っているのかさっぱり分からず(笑)
でもすごく独特の雰囲気でした。
そしてこれの権利をポールが持っていたという話も。
結局出さなくて結果レコードの値打ちが出たとも。

『秘戯』『みちのくの人形たち』
深沢七郎集第6巻より
深沢七郎著

秘戯は博多人形の話で、みちのく〜はこけしにまつわる伝説の話。
エッセイのように短いけどグッとくる
新しい神話を作りたかったんじゃないか、と直枝氏。
そしてこの深沢さんというのが大のロック好きで
原稿執筆中に馬鹿でかい音でストーンズを聴いていたとか。
もちろん樋口さんが「直枝さんは?」ときいてましたが
「無理!」とこれまた断言してました(笑)

『サン・ラー伝 土星から来た大音楽家』
ジョン・F・スウェッド著(河出書房新社)

きましたよサン・ラー(笑)
これはサン・ラーの一生が書かれているという本だそうで。
ある種のシステムに乗らないと何もできない中
自分でシステムを作ったと絶賛する樋口さん。
直枝氏はサン・ラーも人の子だったと感動した
名も経歴も捨てた思想音楽、濃い宇宙感がいい、との事。
そして駄菓子屋やってる所がいい、とも(笑)
そしてこの本、なんと6200円するという事で
樋口さんが「金使わせますよね…」とつぶやき
直枝氏が「高くて買えないですよね」と返事。
つーか買って読んだんじゃないのかよ、と心の中で突っ込んだw
実はサン・ラー伝欲しかったりするんですが
サン・ラーは追いかけ始めるととんでもない金額になるとの事だったので
ほどほどの所でやめときます…

で、ここまで話した所で時間がなくなってきたという事で
ここからは駆け足で紹介していく事に。
まあ、ここまでめちゃくちゃ濃い話ばっかりで
はっきりいって時間の事なんてすっかり忘れていましたが何か。

『ピントがボケる音』
安田謙一著(国書刊行会)

「本当に面白い」と直枝氏。
「ある種の軽さをもつ本」と樋口さん。

『ロバート・クラムBEST Robert Crumb's troubles with women』
ロバート・クラム(河出書房新社)

「音楽的な本、書き込みがすごい」と直枝氏。
そして「いやらしい本見たい時そういう本読んだ」とも。
そうなのか…(笑)

『The Push Pin Graphic: A Quarter Century of Innovative Design and Illustration』
シーモア・クワスト、スティーヴン・へラー、マーティン・ヴェネスキー著

Push Pinという会社のイラストの本だそうです。
ディランの髪の毛がキラキラしている
有名なイラストも載っているので探して下さい、と直枝氏。

そして樋口さんオススメの本も2冊紹介。

『ミステリー・トレイン―ロック音楽にみるアメリカ像』
グリール・マーカス(第三文明社)

なんか「カネを語るに欠かせない本」だという事。
しかしこの本も絶版だそうです。
うわぁ、そんな事言われたら読みたくなるじゃないか!

『スウィート・ソウル・ミュージック―リズム・アンド・ブルースと南部の自由への夢』
ピーター・ギュラルニック(シンコーミュージック)

こちらは去年出たばかりの本で
ソウルとアメリカ社会の事を語っているとか。

まあそんな感じで全部で14冊の本の事を語るという
とても濃いイベント内容でした!
最後にまた絶版の話になって
当たり前のように読んでいた本がなくなる、どうしたらいいんだろう?
という樋口さんの問いに
直枝氏があっけらかんと「じゃあboidで出せばいいじゃん」と(笑)
そんな感じで「boidで出たら僕のおかげ」という結論が出てイベントは終了。
そしてサイン会へ突入しましたよ。
前から座っていた順、という事で
かなり早いうちにサインをして頂きました。
その後はサインをしてもらっている人を眺めておりましたよ。
みなさん思い思いの場所にサインをしてもらってました。
全員サインが終わった後、直枝氏が退場したんですが
その時ついうっかりBGMを止めてしまい
「あ、止めちゃった」
と言った直枝氏がかなりツボでした(笑)

イベントが終了した後、本屋の中に直枝氏セレクトの本の特設コーナーがあるという事で
行ってみました!
 

おおおお〜!
今回トークイベントで紹介した本も
絶版以外は全部置いてあるという事です。
個人的にはサン・ラー伝が欲しかったなぁ。
ただ持ち合わせがなかったので諦めましたが。
(6200円…)
まあ1ヶ月ほどはこの特設コーナーがあるという事らしいので
やってるうちに買いに行ってこようかと思います。






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